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マナブ

流文庫。開設!

図書館で借りた本で、
『絵本 徒然草』
という本があります。
これ、
とーっても、
おもしろいです!!
兼好法師が書いた、
あの『徒然草』ですが、
それを、
橋本治さんという作家が、
訳したもので、
その和歌、
一文についての訳のほかに、
その歌にある、
時代背景や、
作者の想いを、
現代語で、
兼好法師が語っているような口調で、
綴っている文が、
とってもおもしろいです。
例えば、
有名な序段、
“つれづれなるままに日くらし
 硯にむかひて、
 心にうつりゆくよしなし事を
 そこはかとなく書きつくれば、
 あやしうこそものぐるほしけれ”
という歌は、
“退屈で退屈でしょーがないから
 一日中硯(すずり)に向かって、
 心に浮かんで来るどーでもいいことを
 タラタラと書きつけていると、
 ワケ分かんない内にアブナクなってくんのなッ!”
と、
訳されて、
硯の絵とともに、
“たいくつ”
と、ページ一面に書かれていたりします。
これは、
兼好が、
坊主になる前の歌で、
朝廷の貴族のポストに
いるけれども、
“たいくつ”を持てあそんでいた自分が、
品だの、
教養だの、
美学だのが取り柄だったはずの貴族が、
武士の顔色を伺うように
なっている時代に嫌気がさし、
「そんなの、俺やだね!」
と、
坊主になったのだ。と。
そして、
人間こうありたいね。
と歌った歌を集めたものが、
徒然草なのだと、
書かれています。
人間・吉田兼好を感じる本です。
そんな風に感じさせてくれる、
この本の作者、
橋本治さんってすごいなぁ!
と、
この出会いに
ワクワクしました。
上下巻で、
まだ上巻までしか
読んでいないのですが、
あんまり
おもしろいので、
ぜひ薦めたくて、
上下巻3冊ずつ、
本屋さんで購入してしまいました。
そこで!
突然ですが、
本プレゼントさせていただきます!
以前、
ラジオでやっていたみたい。
日ごろの流日記ご愛読に感謝して。
流文庫。開設!
って、
今後も続くのかは、
未定だけれど。
プレゼントの人数が、
3名様と、
少なくてごめんなさい。
ご希望の方は、
こちらまで、
住所、お名前、職業、年齢、あなたのお薦めの本。
を記入の上、
送ってください。
一応、
二週間くらい受付けて、
2009年2月9日締め切りにします。
応募者多数の場合は、
抽選で、
決めさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
遠慮なく、
興味があれば、
どしどし、
ご応募くださいね。
お待ちしています!

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