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LOVE

素敵なオトナになるために。

友だちが訪ねて来てくれて、
お茶しない?
と、
誘ってくれました。
こういう時は、
何かあったとき。
「元気にしてた?」
という私の問いには、
「うん。元気。
 それだけがとりえだよ」
と笑っていて、
その顔はウソじゃなかったけれど、
「でもね。」
と、
話し出しました。
「好きな仕事をして、
 好きな人とも一緒にいられて。
 すごくシアワセなのに、
 なんだか、
 いっつも、
 もやもやしてるんだ」
と。
私も、
おんなじだ。と思いました。
とってもシアワセだけど、
いつももやもやしている。
彼女は、
「素直になることができないから、 
 今の自分が好きじゃない」
と言いました。
出会った4年前は、
きゃーきゃー言ってる
女子で、
よく笑うし、
泣くし、
機嫌がワルイのが、
わかりやすいし。
マンガの登場人物みたいだな。
と思っていたけれど、
自分の好きな仕事に就いて、
社会人になって、
時間もなかなか合わないから、
会わなくなって、
それから、
少し、
オトナっぽくなって。
姉さん。(彼女は私をこう呼びます)
って、
寄ってこなくなって。
メールの内容も、
感情いっぱいだったものが、
簡潔になって。
オトナになりたい。
と思っているのかな。
と、
思ったりしていました。
どうなったら大人だって、
誰が決めるか
わからないけれど、
そういうことや、
自分自身の理想の中で、
抑えなきゃいけないものが、
増えてしまったのかもしれないです。
“大人”ってどんなものか、
いまだに
はっきり言えないけれど、
あぁしなくちゃ、
こうしなくちゃ。
こうであらねばならない。
と、
情報だけ聞いて、
抱え込み、
こうあるべきなのだ。と、
決め付けて、
自分を抑制するよりも、
あぁしたい。
こうしたい。
をもっとやってみたらいいと思います。
失敗することもあるだろうけれど、
その中で、
本当はどうなりたいかが、
見えてきて。
見えてきたら、
その、なりたい自分になるために、
抑えることはあっても、
大人だから。という理由で、
ガマンをしなければいけないことなんて、
そうそうないんじゃないかな。
と、
私は思っています。
まわりにいる、
好きな大人が、
どうして、
そう振舞っていられるのか、
じっと見てみるとか。
大人ってこうあるべきもの。
みたいなものを、
聞いて、
“そうかな。そうは思えない!”
と感じるようなものなら、
信じない!とか。
今はわからない。とかでいいと思う。
素直じゃない自分がキライ。だったら、
自分自身が感じていることに、
正直になってみることの方が、
きっと、
オトナになっていけることのように思います。
確かめてみる
という感覚に近いのかもしれないですが、
そういう風にして、
自分自身で経験し、
感じたものを、
身につけていけたら素敵です。
私のもやもやは、
進んでも進んでも、
まだまだだって、
感じていることや、
もっともっとと
思っていることが、
たくさんあるからだと、
認識しています。
たまにそのもやもやが、
膨らむときがあって、
そういうときは、
心がぎゅうっと、
縮こまるのですが、
でも、
もしかしたら、
このもやもやも、
前にこの日記に書いた、
塊(かたまり)の一種だから、
それこそが、
次に進む力に
なるのかもしれないと思ったりもして。
だから、
私は、
いっぱい歌を書き、
歌う旅を続けよう。と
思っています。
短い時間だったけれど、
そんな話しをして、
ふたりして泣いて。
またお茶しよう。
と、
別れてきました。
もやもやは、
多かれ少なかれ、
みんな持っているものかも。
と、彼女が思えて、
すこし楽な気持ちになれていればいいな。
私も彼女と話せて、
すこしすっきりしました。
まんまで。
そのまんまで、
とってもステキだと思います。
悩んでいるところも、
どうにかしたいと思っているところも。
まずは、
自分がキライ。
から、
早く抜け出せるように。
祈っています。

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