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マナブ

絶賛!

流文庫。に、
たくさんのご応募をいただいています!
どうもありがとうございます。
『絵本 徒然草』、
下巻も、
とってもおもしろいです。
序段で、
“退屈で退屈でしょーがない”
と言っていた青年・兼好さんは、
“退屈で文句を言う人間は、どういうつもりなのやらな。
 集中をそがれることもなく、
 たった一人でいるっていうのがいいんじゃねェかよ”
と、坊主・兼好さんになってからの心情を
つづっていたりして、
その変遷もおもしろいです。
徒然草は、
前半では、
イエス!と言っていたことが、
後半では、
ノー!になってしまうことがいっぱいあり、
「それ故にこそ、矛盾した人間の姿を描き出して面白い」
と言われていたそうです。
が、
本のあとがきでも、
作者(訳者)・橋本治さんが書いていますが、
実は、
“矛盾した人間の姿”というよりは、
この作品自体、
一時期に集中して書かれたものではなく、
30年以上の時間の幅を持って
書かれたものかもしれない。
そう考えた方がしっくりくる!
と、捉えられていて、
「人生なんてつまんない!」
と言っていた青年が、
「これで人生なかなか捨てたもんでもない」
と言うジーサンになった。
“青年編”と“坊主編”が
合わさった一冊なのだ。
と。
そんな、
青年→大人への、
変貌のプロセスがそのまんま
出現しているところがすごいのだ。
と、書かれていました。
まさに、
一人の人間が生きた、
その時の流れを感じる、
『絵本 徒然草』です!
絶賛!!
2月9日まで、
受付を続けますね。
ご応募
お待ちしています!
図書館には、
本屋さんでは、
見つけられないような本が、
たくさん並んでいるし、
その中から、
自然に手にとったものが、
今回のように
おもしろかったりすると、
本当に嬉しくなります。
ステキな本に、
いっぱい出会っていきましょう。
一緒に。

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