クウ
父さんの大好物。
以前、父さんに、
母さんが作る料理でいちばん好きなもの何?
と聞いたら、
“キャベツの煮たやつ”。
と、流家以外の方に、
わかりにくーい答えが
返ってきました。
家庭ならではの料理ってあると思いますが、
流家は、
大家族だったこともあり、
リーズナブルで、
みんながたくさん食べられるものを
おかずとして作ることが多く、
その中でも、
こんな春の、
キャベツがおいしい時期には、
とっても登場頻度が高かったのが、
“キャベツの煮たやつ”
でした。
これは、
キャベツひと玉と、
豚肉を、
しょうゆ・酒・みりん・だしの素で、
クツクツと煮ただけのもの。
大なべに、
わんさかあったキャベツも、
煮ると、
しんなりして、
量が減ってしまうのだけど、
ごはん、
何杯でもいけます!
というくらい、
箸がすすみます。
“キャベツの煮たやつ”。
と聞いたときには、
もっと、
名前のある料理、
思いつかなかったの?!父さん。
って思いましたが、
そんな話しを思い出して
作ってみて、
今夜。
いーや!
これは、
確かに、
おいしい!
と、唸りました。
おにぎり。
という曲は、
できたけれど、
キャベツの煮たやつ。
って曲は、
きっと、
プロデューサー・ワタル氏に、
却下されるだろうな。