LOVE
コドモの世界。オトナの世界。
暑い毎日が続いています。
東京。
蝉が、
夜中も、
朝も、
すごい勢いで
鳴いています。
夜は、
鈴虫。
猫もいる。
自然いっぱいです。
我が家。
今年も、
冷房をつけない生活をしていますが、
扇風機も使わず、
何で涼んでいるの?
と友に聞かれ、
うちわ。
と答えたら、
昭和!
と言われました。
あとは、
グレープフルーツの皮をむく。
タッパーに入れて冷蔵庫で冷やしておいて、
朝食べる用。
皮をむくと、
柑橘のさわやかなにおいで、
涼しくなるんです。
知恵。
これも、
昭和ですか。
沈黙していた間に、
新しい曲ができました。
ヘーイ!
でてくるメロディーやコトバに、
耳をすまして、
想いをすまして、
作っています。
何年か前の夏に、
『歓びを歌にのせて』
というスウェーデンの映画を観て、
とっても好きになったのですが。
世界的に有名な指揮者が、
過労で倒れ、
幼少期を過ごした
田舎町に帰って、
ちいさな教会の聖歌隊の
指導をする。
というストーリーで、
その中で主人公・ダニエルが、
言うんです。
「すべての音楽はすでに存在している。
常に我々の周囲を満たし、息づいている。
後は、我々がそれを聴きとって、つかみ取ればいいのだ。」
と。
!!
と思いました。
きっと、
そうだな!
と、
思いました。
頭で考えて、
構成していく感じとは
また少し違って、
伝えたい想いを
どう響かせたいか、
尋ねている感じにも近いような感覚。
今は、
そういうものを頼りに
音を探している感じです。
だからとても
荒削りだと思うし、
リスニング力が乏しくて、
まだ、
核心をつかみ取れていないのかも
しれないのですが。
それでも、
とても
とっても、
愉しい作業です。
もっと
学んで、
技術も
きっと大事だと思うし、
ゆっくりと、
色々を身につけていこうと
思っています。
なんだか、
今のそういう状況は、
こどもが
大人になっていくことと
似ているような感じもします。
ちいさい頃には、
いろんな世界を信じていたり、
わからないことが多かったり、
だから、
こわいことも
たくさんあったり。
でも、
その分、
発想は自由で、
色あざやかで、
可能性も無限で、
大人には見えないセカイを
知っていたり。
そういうものを
手放したくないから、
大人になりたくない。
と言うのかな。
と思ったり。
でも
大人になって
見るセカイも、
ぜんぜん
ワルくないから、
知らないままでいるんじゃなくて、
知って、
その上で、
大人になっても、
セカイは
おもしろいよ!
と、
伝えられるようなら
よりいいな。
と思います。
ちゃんと知ろう。
学んで、
成長しよう。
そういう意味での可能性だって、
きっと無限だと思うから。